プロフィール
本州と四国のブナやミズナラが生える森の中に暮らしています。昔は九州にもいましたが,今では絶滅したと考えられています。胸に三日月の形をした模様があることからツキノワグマと名付けられました。ドングリなどの木の実,果実,タケノコ,昆虫などを食べます。他のクマのように固定された縄張りを持たず,行動範囲が重なることが分かっています。秋には冬眠に備えてたくさんの食べ物を食べなければならず,ドングリなどの食べ物が凶作になると,行動範囲が広がり,たまに人里におりてくることもあります。夏は恋の季節で,冬の巣穴でメスは1〜3頭の子供を産みます。
何年生きるの?
野生では24年といわれます。飼育下では30年以上生きることもあります。
身体測定してみると
体長1.3~1.9m
体重100~200kg
僕の仲間
クマの仲間です。
こんなことをします
- ■ とても良い鼻
- においをたよりにエサを探します。
- ■ 木登り上手
- 鋭い爪をつかって木に登り,木の実などを食べます。
- ■ 丸太で遊ぶ
- 無邪気に丸太とじゃれるツキノワグマのクマコ。夢中でかじりついています。旦那さんのクマゴロウも興味津々。
僕のからだ
- ■ 大きな鼻
- クマの仲間はにおいを嗅ぐのが得意です。
- ■ かかとべったり
- 五本の指とかかとを地面にべったり付けて歩きます。立ち上がることも得意です。
こんなものを食べてます
- 【一日のごはん】
- 一頭分のごはん
ハクサイの葉 300g 茹でたサツマイモ 400g
ニンジン 800g 茹でたカボチャ 400g
リンゴ 2個 クマ用ペレット 500g
バナナ 2本 秋はドングリもあげます
一日の行動
夕方のエサを食べ終わってから朝の開園ギリギリまで眠り、朝起きると、一番に決まった場所で便をして運動場を散歩します。春から秋にかけては下草を食べたり、お客様からもらう売りエサを食べて一日エサを食べるために動いていますが、野生では、寒い冬は暖かい場所を見つけて冬眠します。
- 参考文献&おすすめの一冊紹介
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