アムールトラ
食肉目ネコ科
プロフィール
ロシアと中国を流れるアムール川支流のウスリー川沿いのタイガと呼ばれる森にくらしています。普段は独りで行動しますが，オスとメスが一緒に休んだり，エサを食べることもあります。夜に行動し，シカやイノシシ、時にはヒグマなど大型の獲物をたおします。繁殖期は冬です。妊娠期間は３ヶ月半ほどで，２〜３頭の子どもが生まれます。子育てはメスが行い，子どもはお母さんと１年半から２年ほどの期間を一緒に過ごし，狩りの仕方など生きる術を学んで独立します。
何年生きるの？
野生では10年ほど。動物園では，１５年〜20年ほど生きます。
身体測定してみると
体長 2.7～3.3m （♀は♂の80％ていど）
体重 180～306kg （♀は♂の50％ていど）
尾長 0.6〜1.1m
体重 180～306kg （♀は♂の50％ていど）
尾長 0.6〜1.1m
僕の仲間
皆さんの近くにいるネコの仲間です。
こんなことをします
- ■ 水の中で
- 夏の暑い日、水の中で涼をとります。
- ■ 待ち伏せ
- 体重が重たいので，長距離を長く走れません。そのため獲物に忍び寄ってから襲いかかったり、待ち伏せをして狩りをします。
- ■ マーキング
- 縄張りを持っており、尿や後ろ足で地面を引っかいてにおいをつけたり、鳴き声を使って縄張りを伝えます。写真は尿で臭いをつけているところです。
僕のからだ
- ■ 鋭い爪
- 獲物をおさえこむために鋭い爪があります。この爪は出し入れすることが出来ます。
- ■ 肉球
- 足の裏には肉球があり毛に包まれていて，足音をたてずに獲物に忍び寄ることができます。
- ■ 大きな目
- 暗い時に狩りをするので，暗闇でも良く見える大きな目を持っています。
こんなものを食べてます
- 【一日のごはん】
- 馬肉7.4ｋｇ鶏頭2.0ｋｇ
肉食獣は野生ではエサを食べない日もあるので，水曜は欠食日といってエサを与えません。
一日の行動
朝展示場に出て１周ぐるっと歩きながら尿でにおいづけして行きます（天気関係なく）天気のいい日には池の水につかったり、タイヤや木の枝で遊んだり、のんびり昼寝をしながら過ごします。天気の悪い日にはあまり動かずじっとしています。時々展示場を雨にうたれながら歩きます。夕方、寝室に戻ってエサを食べて寝ます。
- ■ 食事紹介
- 夕方になると部屋に戻ってエサを食べます。
- ■ お部屋紹介
- 夕方になると自分の部屋に入って休みます。
- ■ アムールトラの運動場
- 運動場には池やつめ研ぎ用の丸太があります。ジャガーから人間はどのように見えているか確認しよう。
- 参考文献＆おすすめの一冊紹介
- 動物 (小学館の図鑑NEO)幼稚園児から小学生まで
- 世界動物大図鑑（大人向け。画像や詳しい解説付き。一冊で動物の生態から行動まで学べます）
- 講談社の動く図鑑MOVE「動物」(DVD付きで未就学児でもばっちり）
- 小学館の図鑑 NEOポケット「動物」（ポケットサイズで動物園お観察のお供に）
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